”空間をデザインする”といってもお手伝いする幅と奥行きはさまざまです。全てをお任せいただくことがクライアントにとってベストであるとは必ずしも考えていません。弊社がどの立ち位置になり、何をどこまでやるか。ケースバイケースだと考えています。パースによるプレゼンテーションから承ります。

カラースキームとサインプランのお仕事をいただきました。白と青がお気に入りとのことでしたので、床を白大理石にすることによって清潔感と高級感を出しました。治療する際に用いる溶材を誤って落とした時、それが含んでいる酸・アルカリに床シートが溶けてしまうので、床には強い耐薬品性ビニール床シートを選んでいます。また、サインは青をベースに既存のロゴマークをあしらい、診療時間表などをわかりやすくまとめました。

トータルなお仕事に加えて最終的にはロゴマークのご依頼もいただきました。ロゴマークはシンボルマークとロゴタイプから構成され、あらゆる視覚媒体に展開され一貫したイメージを保つことが望まれます。緑の多い環境だったのでコンセプトは葉っぱと歯を重ねるイメージにし、葉の一枚一枚、歯の一本一本が大切なことから、双方がお互い呼応しているデザインを考えました。ご満足いただけたと共にやりがいを感じた仕事でした。

サインプランのお仕事をいただきました。大きな縦長と横長の壁面看板です。縦長の看板では「４Ｆ」をどこに配置するか吟味をしました。いただいた心臓をモチーフにしたロゴマークを上にしてマークのインパクトを強調しました。横長の看板は、常に躍動する心臓の存在を意識して、白の面積を大きく取ることで動きのあるアシンメトリーなデザインに仕上げました。

サインプランのお仕事です。繊細でこだわりをもったデザインプランについてご理解をいただくことができました。例えば、受付背面のタイル壁面にアクリル製のクリニックサインを取り付けましたが、その文字の色はベージュにしています。見えるか見えないかくらいの、目を凝らさないとわからないといった繊細なデザイン感覚に共感をしていただけました。ほかにも微妙なディティールにこだわったご提案を各所におこなっています。

サインプランのお仕事です。立派な一戸建てをリニューアルされた、「湘南野比すぎやま皮ふ科」様のご依頼です。エントランス左の壁面のバックチャンネルサインはお子様が描かれた絵をそのままモチーフとしています。十分な制作時間が取れたこともあり、仕上がりの精度に大変満足していただけました。また、建物外観左手の角パイプの並べ方は波風にして効果的なアクセントとしました。

株式会社サダマツ様からのご依頼でデザイン・製作・施工を担当させていただきました。イタリア・トスカーナがテーマということで、台座立面には社員が実際にトスカーナで撮影した写真を使用し、下の段には本物のワイン箱の一部も使用しています。上段はブランドアイコンである星型カットのダイヤが活きる夜のトスカーナを、下段は自然と文化あふれるトスカーナの昼を演出しています。